横野山王原遺跡（秦野市）

調査成果の概要

• 横野山王原遺跡は秦野市横野に位置し、近世の調査では、宝永4年(1707年)の富士山噴火の際に降り積もった火山灰から、耕作地を復興した天地返し痕の溝や土坑が遺跡全面で発見されています。弥生時代の調査では、平面形が方形を呈す、大形の落とし穴が発見されました。落とし穴は、一列に並んで発見される例が多くみられました。縄文時代の調査では、早期後半、前期末～中期初頭、後期の遺構・遺物が発見されました。早期後半では、主に野島式並行の土器が多数発見され、当該期の住居状遺構・集石・落とし穴が広範囲で確認されました。令和2年度は、主に縄文時代の調査を実施しました。

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