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- 上粕屋・和田内遺跡9区(かみかすや・わだうちいせききゅうく)
上粕屋・和田内遺跡9区
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かみかすや・わだうちいせききゅうく
調査成果の概要
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今回の調査においては、丘陵北東側を調査し、中世から奈良・平安時代、旧石器時代の各時代にわたる遺構・遺物を発見しました。調査地点から西側の丘陵上には中世糟谷氏が建立した極楽寺が存在していました。今回発見された中世後期の大溝や中世初頭に位置づけられる遺構群は、極楽寺との関連性が考えられるものとして重要です。また、旧石器時代の調査ではB2層から1,200点ほどの遺物が発見されました。石器は凝灰岩や黒曜石製のナイフ形石器が中心で、中には凝灰岩製の国府型ナイフ形石器が含まれていました。