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小田原城三の丸杉杉浦平太夫邸跡第Ⅴ地点
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おだわらじょうさんのまるすぎうらへいだゆうていあとだいごちてん
調査成果の概要
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関東一の戦国大名であった北条氏居城で、堀と土塁で築かれた中世の小田原城は、徳川幕府によって江戸の西方を固める軍事拠点として堀と石垣、瓦葺きの塀・櫓で囲まれた近世城郭へ改造されました。小田原城の最も外側の曲輪(くるわ)であった三の丸は、江戸時代には重臣の侍屋敷や藩校、御用所(藩の執務所)などが置かれました。調査地となった杉浦平太夫邸は、譜代大名大久保氏の城代家老の屋敷だった場所です。発掘調査では、北条氏の居城として栄えた中世後半から稲葉・大久保氏ら譜代大名の藩政時代である近世にかけて、さまざまな遺構や遺物が見つかりました。