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三廻部東耕地遺跡
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みくるべひがしこうちいせき
調査成果の概要
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秦野市上地区に所在する三廻部東耕地遺跡では、これまでの調査で、近世、中世、平安時代、縄文時代中期初頭の遺構、遺物が発見されました。平安時代では、竪穴住居跡が調査全体を通して、13基発見されました。南向きの尾根上緩斜面に集中して作られていたようです。カマドは東側に作られていた住居が大多数で、柱状の礫を多く使い、縦長に据えて、ソデ部および焚口を作っています。なかでもH9号住居跡はカマドの作りが良くわかる状態で発見されました。そのほか小鍛冶に関連すると考えられる遺構や遺物が出土していることも注目されます。